アメリカン・ビューティー

ケビン・スペイシー、アネット・ベニング。。

何度か観てる映画。
久々にまた観てみた。何度観てもいい映画。
ケビン・スペイシーはこの映画で初めて存在を知って(遅い?)その後色々出演作品を観る事になったのだけど、本当にめちゃくちゃ上手いと思う。今まで色々観て来たけど、初めて「凄い!」と思う人に出会った気がした。

この映画では、「色」、特に赤が効果的に使われてる。
タイトルにある「アメリカンビューティー」とは、どうやらアメリカ産の赤いバラの品種名らしい。
皆がちょっとずつ歪んでて、それがはたから見ると滑稽で、でも悲しい。こういう話が一番好きだ。って言うと変に思われるかもしれないけど、一番心にズシンと来る。皆の歯車がちょっとずつ狂ってしまい、最終的には取りかえしのつかない所まで行ってしまう。
現実にもこんな事がありそうな気がして、ちょっと怖い。

冴えない40代サラリーマンを演じるケビンが最高に良い。特にその表情には鳥肌がたつくらいだ。
そして妻役のアネット・ベニングの迫力ある演技。
現代アメリカの病理がどうとか色々言われてるけど、そんなのとっぱらって、単純に凄く良い。

レスターの奥さんのキャロリン。そして隣家の奥さん。。。キャロリンが家を売れなくて泣きそうになった時、自分で自分を殴って「泣くな!!」ってカツを入れる。。誰も頼らず強気に生きて来たキャロリン。可笑しくて悲しい。同性愛者の夫と偽装の結婚生活を送る中で、最愛の息子に出て行かれてしまう奥さん。切な過ぎる。この2人は可哀相な人だなあとしみじみ思った。

私が一番ハテナ?なところはタイトルだったんだけど、今回調べてみて「奥さんの育ててるバラの品種名」と分かったため、なんとなく漠然とだけど理解できた気がする。

これを最初に観た後、ケビンが「自らを語る」で言っていた事。
最近の映画は台詞が多くて、台詞に頼り過ぎる。実生活ではそんな事はないはずだ。もっと表情や動作で心を表しているはず。そういうところを大事にしてやっていきたい。

なるほど。だからあの鳥肌ものの名演技なわけね。

どうも私の好きな俳優は、顔がカッコイイとかのタイプじゃない。
ティム・ロビンスにしても決してカッコイイとは言えないし。。
ナゼか気になるニコラス・ケイジだっていっちゃんから言わせたら「幸薄い顔」らしいし。(アンタに言われたくないって)
でも、そういう人の方が味があっていいと思うな、私は。(結婚相手を見ても納得だね)
とにかくケビン・スペイシーは最高!!

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by suga_m | 2005-05-06 09:31 | 映画
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