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スタンド・バイ・ミー

これもまた食わず嫌い的な映画で、ずっと観てなかった。
どうもパートナーが勧める映画ってのは、お互い敬遠しがちなんだろうなあ。

とにかく、「ショーシャンク・・」に続いてスティーブン・キングつながりって事で、これを観た。
私は他の事をしていたので、最初の方は見てないんだけど。。

「どういう映画だっけ」と聞くと必ず「子供4人が死体を探しに行く映画」という答えが返って来る。今回ももエンドロールで「結局何ってことはなくて、単に死体を探して終わりなんだよね」と言っている。このヒト本気でそんな事言ってるのか?
これを見て、単に死体が見つかった、ちゃんちゃん。って映画などと本気で言う人はいないだろう。
凄く良い物語じゃん!と私の方が力説していたくらいだ。
私は男じゃないけど、こういう子供時代の友情とかってのは、すごくよく分かる気がする。
明るくしてるけど、それぞれ色々抱えてる。

特にゴーディとクリスには切ない気持ちになった。
死体を見つけた後、その死体を奪われないように兄ちゃん達を銃で追っ払った時、テディとバーンは逃げていた。それで十分すぎる程伝わるものがある。
ゴーディとクリスはきっと「オレだってできるんだ」「やろうと思えばできるんだ」って思ったんだろうね。

リヴァー・フェニックスについては詳しく知らないし、どうして亡くなったのかもよく知らない。ただ劇中では、ものすごい存在感を放っているのは確かだ。彼の死が、この映画のクリスとだぶって余計に切なくなる。

そして劇中に流れるベン・E・キングの「スタンド・バイ・ミー」がまた更にこの映画を素晴らしいものにしているのは間違いない。

あの最後の別れの時、旅に出る前とは確実に違う「彼等」がいたはず。子供時代がなつかしいなあ、楽しかったなあじゃなくて、「子供って凄い」って事を感じさせられた。
たった数日で、子供って変われるんだから。。

是非ともひなこに見せたい映画だと思った。


ところで、ちょっと悪い兄ちゃんにキーファー・サザーランド。これはうけた。
ナレーターは、なんとリチャード・ドレイファス。(!)



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by suga_m | 2005-04-26 15:29 | 映画

ショーシャンクの空に

1994年。ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン。
気にはなっていたけど、全然見る機会がなかったと言うか、見る気がなかったと言うか。。。

かなりの月日がたっているのにも関わらず、殆ど変わりない2人の様子がひっかかった以外は、とても入り込めるストーリー展開だったと思う。時間も忘れて見入ってしまった。

モーガン・フリーマンはどの映画で売れたのか知らないし、何にでも出てる時期があった気がして、ちょっとうるさいなあと思ったりしていた。
余り演技が上手いと思った事もなく、正直どこがいいのかよく分からないでいた。

でも、この映画の彼はいい。
そしてティムももちろんいい。
いつもの影のある役のイメージ通りかな、って思って見ていたのだけど、嫌みじゃない淡々とした感じ。その中に秘めた生きる事への希望。そして途中からの表情の変化。。
この人本当に上手いんだなあと感じた。他の映画で彼のファンになった私だけど、もっと早くこの映画を見たら良かった。
ちなみに私が一番切なかったのは、ブルックスの死だった。
人生を奪う刑務所。元はと言えば、彼が犯した罪の代償な訳だけれども。。


ラストシーン。。
真っ青な海と真っ白い砂浜の中での2人の再会。この2人の年齢を超えた友情が、とてもうらやましい。思わずほろりとさせられてしまった。

これは確実にこの2人でなくてはダメだったのだろうな。
特にモーガン・フリーマンについては、「この人でないと」と思った映画が今までなかったので、彼の良さが分かっただけでも、この映画を見た価値があるかと思う。

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by suga_m | 2005-04-24 08:27 | 映画

コールド・マウンテン

ニコール・キッドマン、ジュード・ロウ、レニー・ゼルヴィガー。。

戦争映画で恋愛物で、しかも155分と言う長丁場。
これは途中で寝るかもしれない。。と思いながら見た。
ところがどっこい、全部見終わってしまったのだ。いっちゃんは毎朝早いので、途中まで見て寝ると言っていたくらいなのに、2人して最後まで見てしまった。

まずは、一度のキスしかしてない(例の宣伝のシーンだけど、まさしくそれがそう!一回こっきりのキス)、特に恋人とも言えない関係の男性をずっと待ち続ける女性。そんなのあり?私には考えられない。だけど逆にそういう一途さにちょっと憧れる気持ちもあって、割とすんなり入って行けた。

ただ細くか弱い女性でしかなかった主人公エイダを、厳しく鍛え上げるルビー(レニー・ゼルヴィガー)。これは単に恋愛物ではなくて、1人の女性の成長記録だったのだ。
相変わらず色白だけど、すっごくたくましくなるエイダを見てたら、なんだか嬉しくなった。

ところでインマンとのからみでナタリー・ポートマンがちらっと出て来るんだけど、「お願い。一緒に寝て。でも何もしないで」
もしこんな事言われたら、世の男性はどうするかな?とふと考えた。いっちゃんには聞いてないけど。(笑)
まああれはあれで良かったのだろう、と私は思ったけど。
インマンのエイダに対する気持ちが、凄く強くてびっくり。

愛する男性の帰りを待つ間に、彼女は文字どおりひと回りもふた回りも成長し、そして大切なものも見つけた。
2つの線は一度交わり離れて行った。そしてまた長い月日の後、一瞬だけれども確かに交わった。
彼女がそれでも生きて行けたのは、大切なものがあったからだ。

この映画、脇が皆凄くいい。
ルビーが再会した2人のために、部屋を空けて1人で寝る時ぽろりと流した涙。ああ、分かるなあって思った。
レニー・ゼルヴィガー、かなりいい味出してた。
個人的にはこのシーンと、ナタリー・ポートマンとのからみでだじろぐインマンの顔が見どころだと思う。これには本当に受けた。

一つ突っ込みを入れるなら、その後娘が生まれていたというオチ。
ありがちだけど、ちょっと臭い。でもそれも良しとしよう。

なかなか良い話だったと思う。


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by suga_m | 2005-04-19 16:26 | 映画

SAW

意識が戻った時、薄汚くだだっ広いシャワールームに重い鎖でつながれていた2人の男、アダムとゴードン。2人の間には見知らぬ男の自殺死体。
犯人からのメッセージは、「6時間以内に相手を殺すか、自分が死ぬか」だった。


新しい映画です。
雑誌かテレビで宣伝を見て、「うーん、面白いかも」と思って期待して借りたのだけど。

特別怖いと言う事も無いし、ハラハラするってこともなくて、逆にツッコミ所満載の映画。
終盤のゴードンの行動。「切るつもりだよ、ほら!」「えー、そんな事できるわけないじゃん!!」あり得ない展開なのでブーイング。
最後の落ちに犯人の動機。。。
納得いかん。

最近「この世に正義はあるのか〜!」ってな映画多いね。
って、私がそんなのばっか見てるだけ??{/face_z/}
超低予算って聞いたけど、これって売れた訳か?
同じ低予算なら「ブレアウィッチ・プロジェクト」の方がまだ面白かった。

他に「アメリカン・サイコ」「デリカテッセン」見たけど、個々に記事を書くまでもないかなあ。
「アメリカン・・」は出て来る音楽がなつかしいけど、ウィレム・デフォーが途中から全く出てこなくて、意味ない。
「デリカテッセン」は、イメージするフランス映画と違って見やすい。着想はよかった。
肉屋のおやじのアップが怖い。途中「ダンサー・イン・ザ・ダーク」やたけしの「座頭市」を思い起こさせるシーンもあった。くらいかな。

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by suga_m | 2005-04-16 15:25 | 映画

アバウトシュミット

「Shall We ダンス?」に引き続き息抜き映画。。

やっと見ました。

いやあ〜、これもジャック・ニコルソンにしか出来ない役所だと思う。
定年退職したとたんにやる事がなくなって、会社の自分の後がま若造にも娘にもウザがられ。。
挙げ句に妻は病気で急死。一体どうすればいいのか、何をすればいいのか分からない。
自分は出来る、強い人間だと思っているが、実際はそうじゃない。
なのに強がりや嘘を言う。

しかしそれが何だか哀れで、おかしさすら感じる。

キャシー・ベイツも最高。異彩を放ってる。ジャックにぶつけてくるなら、あれくらいインパクトがあって上手な人じゃないとね。まさか素っ裸になるとは。。。やるな、キャシー・ベイツ。

シュミットが悲しむシーン。怒るシーン。あぜんとするシーン。
最後に見せる涙。

ちょっとほろりとしてしまった。何があっても生きて行かなきゃね。
そんな事を思った。
やっぱりジャックは最高。

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by suga_m | 2005-04-15 10:23 | 映画

イレイザーヘッド

部屋を暗くして、ヘッドホンで出来るだけ音量を上げて御覧下さい。
常用はなるべく避けて下さい。中毒になります。
自分の言動が奇妙になって来たら、見るのをやめ、病院へ行く事をおすすめします。


パッケージにある文句。
76年か77年のデビッド・リンチのデビュー作らしいが。。リンチと言えば「エレファントマン」が浮かぶ。映画はいっちゃんによるとテレビでもやったらしいので、見たかもしれない。原作は読んだが衝撃の話だった。

全編モノクロ画面。音楽らしい音楽もなく、聞こえるのは妙なノイズ音。
何だか全体のバランスが悪いイレイザーヘッド。姿勢の悪さと無表情さが何とも言えない。正直途中で観るのをやめようと思った。退屈になったからだ。しかし全部観てしまった。
奇形の赤ん坊が出て来た所からものすごく引き込まれる。もう後戻りできない。

弱々しく泣く(鳴く?)赤ん坊。最初は気持ち悪いと思っていた赤ん坊が、最後には可愛く見えてしまう私はおかしいのだろうか?
包帯のような布で体をぐるぐる巻きにされている。中はどうなっているのか見てみたい。
そんな事を思っていたら、最後に見せてもらえた。(?)
イレイザーヘッドの表情が変わる。え、まさか。
そんな事思いながら、裏では「見てみたい」気持ちも。。。
おかしな感覚に陥ったり、自分の嫌な面を再認識させられたり。。

きっとこれは彼が現実に見ていたものではない。
彼が感じていた事。
恐れ、不安、インモラルな感情。
私は弱い人間なのか。悪なのか。
貴方が弱いのではない。悪なのでもない。人間全てが弱く、誰しもがそういう部分を持っている。
光があれば影がある。善があれば悪もある。それが人間。

その果てに、彼が見たものは。。

冒頭の注意書きの文句は、ちょっと違う気がして来た。
ホラー映画でもエグくもグロくもない。
「マルホランド・ドライブ」よりも分かる気がした。

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by suga_m | 2005-04-14 20:22 | 映画

Shall We ダンス?

強烈映画のちょっとした息抜き。

邦画が余り好きではない私だが、これは別だ。
最初に見た時「こんな日本映画があったとは」と思った。
そのくらいこの映画は好きだ。

話をしてやったら、ひなこが観たいと言うので一緒に観た.
竹中直人と渡辺えり子。可笑しすぎ!役所広司もいいし、田口浩正もいい味出してる。
何度観ても面白い。傑作映画と言っていいと思う。


この映画のハリウッド版も観てみたい。
主演のリチャード・ギアが「前にオファーがあった時には一度断っていた」とビストロスマップのゲストでスマスマに出た時言っていた。彼もこの映画が好きで、これは完璧であり、この作品以上のものは作れないと思ったからだそうだ。なるほどね。
設定を全く同じにするのはアメリカでは無理なため、主役の肩書きは「弁護士」になっているらしい。
「Shall We ダンス?」

主役の妻役が、なんとスーザン・サランドン。原日出子はおっとりタイプでスーザンは完璧主義の勝ち気な女性という感じがするが。。作品の中ではどうだろう。
竹中直人にスタンリー・トゥッチ、渡辺えり子にリサ・アン・ウォルター、田口浩正にはオマー・ミラーと知らない役者ばかりだが、写真を見る限り原作に忠実に人選した感じはある。

しかし、リチャード・ギアもふけたなあ。。。
頭が薄くなっていた。。
映画ではヅラか??
そうは言っても、素敵に年を重ねているように見える。あんな風に自分も年を取りたいものだなあ。なんて思った。
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by suga_m | 2005-04-13 06:20 | 映画

ダンサー・イン・ザ・ダーク

「ドッグヴィル」のラース・フォントリアー監督の作品だとは、ちょっと前まで知らなかった。
あれはかなりきつい映画なので、先に見ていて良かったかもしれない。あれに比べたらこの映画は「ある意味」生温いかもしれない。監督もそう思ったから「ドッグヴィル」を作ったんだろうし。

正直ミュージカルが劇中に入るというのが、ミュージカルを理解できない私といっちゃんには「どんなもんか」と言った感じもあった。
死人が蘇って一緒に歌い踊るのを見た時には「おいおいおい。。」とズッコケそうになった。
でもあれがセルマの心の叫びを上手く表しているという事なんだろうな。

彼女を理解する友達も上司も、彼女に好意を寄せてそっと見守る人間もいる。費用が足りないというのに手術してくれる医者や、彼女をかばう女性看守。悪い人間がいない。唯一友達の警察官とその妻くらいか。しかし彼等も元々は、友達思いの優しい人間であった。。そんな中でのあのストーリー展開と結末。
この映画を見た人の多くが、きっと「なんでこんなの見ちゃったんだろう」と思うに違いない。ひょっとすると「なんでこんな映画作ったんだ」と監督を恨めしく思う人もいるだろう。

「これは最期の歌じゃない」「最期から2番目の歌」
切々と歌い上げるセルマにじわりと涙がこぼれてくる。しかしこの監督がこれで許してくれる訳が無い。だってそれがラースなんだから。。


ほら来る。。もう来る。。


予想通りだが、きついラストシーン。
この監督は非常に面白いと思うが、作品はお勧めはしない。

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by suga_m | 2005-04-11 08:19 | 映画