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ラン・ローラ・ラン

フランカ・ポテンテ、モーリッツ・ブライプトロイ。。
トム・ティクバ監督。

んーと、多分サスペンス??に分類されるらしいってことだけしか知らなかった。ただ”真っ赤な髪の女性が走る姿のジャケットが印象的”というだけで、興味を抱いてしまっていた私。ずっと借りたかったんだけど、ビデオがなくて。。。DVD導入後の今、やっと鑑賞することができた。

そうそう、タイムリミット20分の間に、彼の命を助けるべく大金を用意するのに奔走するローラ。って話だったよね。。と説明を見て思い出した。
ドイツ映画というのも知らなかったので、台詞を聞いて「あれ?何語?」。「マルク」と聞いて「あれ?ドイツなんだー」と気付く私。遅いって。。。

作りは斬新。
終始流れるテンポの良いテクノに乗ってローラがひた走る。彼女の走り方が軽やかでかっこいい。(フォームはキャラに合わせて考えられたらしい)
3パターンのストーリーは、さすがに最後は「んー、まさか。またか〜〜」と思うけど、映画としては2回じゃだめなんだよね。。しつこいけど3回でいいんじゃないかな。

それぞれのパターンで彼等の結末も変わり、すれ違う人々の人生の結末も変わる。これは面白いかもしれない。ちょっとした事でどんな人生になるか分からない、ってとこは確かにあるもんね。
最後、結局お父さんはどうなったのかなー。というのが素朴な疑問。


まあこういう映画もアリって感じで。
嫌いじゃないな。
彼役のモーリッツ・ブライプトロイは、「es」に出てる人。濃い〜よ。。

いっちゃんが「変な映画だよ」って言ってた。どうでもいいんだけど、私が観たくて借りた映画を先に観るのやめてくんないかなー。。。

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by suga_m | 2005-05-21 15:38 | 映画

着信あり

企画/原作秋元康、柴咲コウ、堤真一。。

珍しく本気モードで駄目出ししたい。
別に期待はしてなかった。どうせたいして怖くないんだろうし。。でも人気があるのでいつも貸し出し中。それがたった1本残っていたDVD。。だまされた。
駄目な理由はいくつもあるけど、だいたい次の通り。


・全然怖くない。ここ数年で見たホラーでは最低の出来。(あくまで個人的意見)
・虐待というテーマを軽く扱い過ぎ。虐待ってことにしとけばいける、みたいな姿勢
が見て取れて不愉快。また描き方もまったくもって中途半端。由美の過去なんか、結局さして関係              
 なく終わってて意味がない。
・ところどころにハリウッド的ホラー演出みたいなのがあって、変。終盤病院のシーン、あれゾンビか??

そして秋元康が最後にやる解説。
これが駄目!!原作の宣伝。何それ??それに彼の冗談は、全く冗談に聞こえない。寒い。

とにかく、怖くないだけなら別にいいとして、不愉快を通り越して怒りを覚えてしまう私だった。
重大な問題がテーマになっているのに、それが全く描ききれないんだから、最初からただ単に怖いだけの映画を目指した方が良かったと思う。
人が生きる死ぬの瀬戸際にいるのに、それをテレビで生中継なんて、いくら映画でも非人道的すぎるんじゃない。

秋元康は他の才能はともかくとして、ホラーの才能は全くない。
これが映画化されたのが不思議でしょうがないし、2ができるのも謎だ。

劇中で唯一印象に残ったのはなつみの死に方。あれは痛い。「あーイタタタ」とつぶやいてしまう。
激辛コメントだけど、これはあくまで個人的意見なので、観てみたい人はどうぞ。。。

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by suga_m | 2005-05-20 08:37 | 映画

キャスト・アウェイ

ロバート・ゼメキス監督。トム・ハンクス、ヘレン・ハント。。
全く期待しないで以前に買っていたDVD。今になってやっと観た。

漂流して無人島で4年間のサバイバル生活。
笑っちゃいけないシリアスな話のはずなのに、島での生活では爆笑シーンが満載。
なかなか楽しませてもらった。
そしてその4年間という時間が微妙。1,2年じゃなくて4年。
そのくらいの時間の経過がないと、ちょっと話にならない感じはする。
4年くらい待てなかったのか、ケリー!って人もいたらしい。
。。。待てんだろ。だって海上での飛行機事故だしね。
きっと生きてる。生きてて欲しい。でも死んでしまったかも。。死んでる可能性の方が絶対高い。相当苦しんだんじゃないかな?そして周りが「彼は死んだ、あきらめろ」と。。
自分の進むべき道を決断した気持ち、分かる気がする。

無人島で一人バレーボールにウィルソンと名付け、話しかけるチャック。彼の唯一の話し相手で友人のウィルソンが波にさらわれていったシーン。滑稽で、悲しい。
4年も人と接しないで生きるためにバレーボールを人間にみたてる。あり得ないことじゃないと思うなあ。「ウィルソーーーン!!」という叫び声がずっと頭に残ってる感じ。

まあ期待しないで観た感じ、わりと良かったかなと私は思う。
ただトムのやせ方は甘かった気がするな。余りリアリティを感じない。
でも結構がんばった方なのかな?

製作には相当リアリティを追求したと聞いたけど。
フェデックスなんか出しているあたり、そうだよね。
でも全体的に狙い通りだったかと言うと、どうかな?
実際4年も無人島で生きていけるのか?とも思うし、そう考えていたら戦後30年近くもサバイバル生活をしていた「横井庄一さん」を思い出して、そう言うこともアリかもなあと思ったりした。

トム・ハンクスはそんなに好きじゃないけど、完全シリアスものよりもこういうどこか滑稽で笑いの出る映画の方が、彼にはあってると思う。と思うのは私だけかな。
最後は拭いきれない喪失感もあったけど、希望を失ったわけじゃない。
4年もサバイバルしてきたんだから、何があっても生きていける。
自分で人生切り開いていけるんだから。。

しかし最後の解説ってのは???
延々とした解説付き。知りたい部分もあるけど、全部解説されちゃうと興ざめかも。
自分でいろいろ想像したり、感じたりする部分があるから映画って面白いんだろうしね。

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by suga_m | 2005-05-17 08:36 | 映画

28日後

「トレインスポッティング」「ザ・ビーチ」のダニー・ボイル監督作品。

病院で目覚めた主人公ジム。廃墟と化した病院にも街にも、もはや人間は一人も生き残っていなかった。
感染すると瞬く間に精神がおかされ凶暴になり、人類を滅亡へと導く恐怖のウィルスが人々を襲ったのだ。。

パニックホラー映画とでも言えばいいのか?
なんか雰囲気が違うと思ったら、イギリスが舞台だった。

途中絶対やめた方がいいのに選択を誤って危険な目に遭うシーンあり。。いまひとつ。まあそうでもしないと話が進まないから、しょうがないのかな。

ただ良いなと思ったのは、廃墟と化した大きなスーパーマーケットで、支払いも気にせず大きなカートを押して皆で買い物しまくるシーン。ああ、楽しそう。一回やってみたい。。。という欲望を満たされた感が。(全然関係ないけど)

そして風景の綺麗さ。
これはひょっとして旅番組か???!
あまりに綺麗な景色を見ていたら、これがホラー映画だと言うことを忘れてしまいそうになった。

出来についてはコメントしづらいものが。全然恐くないし、びっくりもドキドキもしないので、微妙な感じ。個人的には、ホラー映画としては評価できないかな。

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by suga_m | 2005-05-15 16:35 | 映画

21グラム

ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロ。。

人間が死ぬと、ちょっとだけ体重が軽くなるらしい。っていうのは以前どこかで聞いた。
それは魂の重さだと言う人もいる。そうかもしれない。
このことに、明確な答えはない。
そのちょっとだけ、と言うのが21グラムなのだという事を初めて知った。

ベニチオ・デル・トロって、どうも生理的に好かん。。でもその好かない感じが役柄と妙にあってた気がして、結構良かったのかも。
ナオミ・ワッツは相変わらず体張ってる。
ショーン・ペンは意識してなのか、押さえ気味な感じがした。

愛する家族が突然の交通事故で帰らぬ人となる。

「あの子は青い靴ひもを欲しがっていたのに、私は買ってやらなかった。あの子は赤い靴ひものまま死んだのよ。」
残された側の後悔、自責の念。21の時、私もそういう経験をしたことがある。だから彼女の気持ちに心が痛む。もしも自分の家族がそんな風に死んでしまったら、私も彼女がドラッグと酒に逃げたのと同じようになるに違いない。

ただ、パズル形式の進行具合は面白いかもしれないが、理解するのに手間どり観ていて疲れる。特に最初はちゃんと観てても「あれ?これどうなってるんだろ」となってしまって、ちょっと残念。
こういう作りにする必要があったのかなとも思う。
でも普通にストーリーが展開していったら、つまんなくなってたかもね。(夫談)

21グラムって、結局なんだろうね。
人間の死に直面した人たち。
死んでいく人間と、生きている人間。
死ぬ側よりも、きっと残された人間の方が辛い。
でも、それでも生きていかなくちゃいけない。
ちゃんと向き合って、乗り越えて行かなきゃならない。

21グラムがなんなのかはっきりとは分からないけれど、それは生きている人間に残された何か。。

彼がクリスティーナとジャックに残していった何かなのかもしれない。

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by suga_m | 2005-05-14 01:34 | 映画

大脱走

子供の頃、何度となくテレビで観ていたこの映画。最も好きな映画はと聞かれたら、これを挙げるだろう。
戦争映画が好きなんてと非難されそうだが、「大脱走」は間違いなく不朽の名作だと私は思う。

以前松本市で閉鎖される映画館があり、最後のイベントで色んな映画の上映をやっていた。この映画が上映されると聞いた時、絶対行きたかったのだが行けずにとても後悔した。
公開された当時、私は生まれていなかったので映画館で観る事はなく、今のようにビデオもない時代テレビの映画の時間を楽しみにするしかなかった。あの頃年末といえば「大脱走」を放送していたような気がする。。テレビから流れる大脱走のマーチ。なんだかワクワクし、思わず口ずさんでしまう。一度でいいから巨大スクリーンで観てみたかった。だから我が家に大型液晶テレビがきたら、絶対この映画を一番最初に観ようと心に決めていたのだ。

スティーブ・マックイーン、ジェームス・コバーン、チャールズ・ブロンソンetc。。
劇中に出てくるこれらの俳優が大好きなのはもちろん、他の俳優たちもすごく好きだ。それぞれのキャラクターがちゃんと描かれていて、子供でも分かりやすく見せてくれる。
当時これらの俳優が好きだったとは、かなり渋い好みだと自分でも思う。
マックイーンが亡くなった時は、それはショックだった。

何てったって、マックイーン演じるヒルツ、カッコイイ。めちゃくちゃカッコイイ!なんでこんなにカッコイイんだろ?
なんだか彼の周りだけさわやかな風が吹き抜けて行くみたい。
基本、一匹狼なんだけど全く他人と交わらない訳ではない。でも最終的には独り。
そう言えばジェームス・コバーン演じるセジウィックも単独で行動していて、なんだか惹かれるものがあった。彼のチャリでの脱走劇がなんだかほんわかムードで良かった。

でもなんて言ってもやっぱりヒルツ!
ドイツ軍のバイクを奪い、芝の丘陵地帯をスイスとの国境目指して爆走して行く様は、何度観てもわくわくする。
結末はもう分かっているのに、いつも「頑張れ、ヒルツ!!」と応援してしまう。
ハラハラドキドキ新鮮な気持ちで観ることができる。

子供心になんでヒルツは捕まっても銃殺されないのかな?と疑問に思っていた。でもなんとなく、主人公なんだからこれでいいんだろうと思っていた。

これが殺される映画だったら、こうは行かなかっただろう。
彼が生きているからこそ、希望が持てるエンディングなのだから。
きっとヒルツなら不屈の精神で、また脱走してくれるに違いない。そう思っていた。
「お帰りヒルツ」と放られたグローブとボールを受け取り、独房で壁に向かって投げる音。
振り返るドイツ軍兵士。

これこれ、これだよ!
さすがヒルツ。最高!

戦争映画と言えば惨い戦闘シーンが思い浮かぶ。手や足がふっ飛んだり、内臓が飛び出したり。。
CG大全盛の現代、映像化できないものはないというくらい、その技術が発達してきたと思う。
そんな今だからこそ、この映画の魅力が再発見されるのではないだろうか。。
戦争映画としては厳しい評価だという話らしいが、どうだろう。いろんな切り口があっても良いようにも思えるし、人間ドラマとしてのこの映画が私は好きだ。

私がかつてそうだったように、ひなこもまたこの映画の魅力が分かったようだった。
なんだかとても嬉しくなった瞬間だった。

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by suga_m | 2005-05-13 15:32 | 映画

アメリカン・ビューティー

ケビン・スペイシー、アネット・ベニング。。

何度か観てる映画。
久々にまた観てみた。何度観てもいい映画。
ケビン・スペイシーはこの映画で初めて存在を知って(遅い?)その後色々出演作品を観る事になったのだけど、本当にめちゃくちゃ上手いと思う。今まで色々観て来たけど、初めて「凄い!」と思う人に出会った気がした。

この映画では、「色」、特に赤が効果的に使われてる。
タイトルにある「アメリカンビューティー」とは、どうやらアメリカ産の赤いバラの品種名らしい。
皆がちょっとずつ歪んでて、それがはたから見ると滑稽で、でも悲しい。こういう話が一番好きだ。って言うと変に思われるかもしれないけど、一番心にズシンと来る。皆の歯車がちょっとずつ狂ってしまい、最終的には取りかえしのつかない所まで行ってしまう。
現実にもこんな事がありそうな気がして、ちょっと怖い。

冴えない40代サラリーマンを演じるケビンが最高に良い。特にその表情には鳥肌がたつくらいだ。
そして妻役のアネット・ベニングの迫力ある演技。
現代アメリカの病理がどうとか色々言われてるけど、そんなのとっぱらって、単純に凄く良い。

レスターの奥さんのキャロリン。そして隣家の奥さん。。。キャロリンが家を売れなくて泣きそうになった時、自分で自分を殴って「泣くな!!」ってカツを入れる。。誰も頼らず強気に生きて来たキャロリン。可笑しくて悲しい。同性愛者の夫と偽装の結婚生活を送る中で、最愛の息子に出て行かれてしまう奥さん。切な過ぎる。この2人は可哀相な人だなあとしみじみ思った。

私が一番ハテナ?なところはタイトルだったんだけど、今回調べてみて「奥さんの育ててるバラの品種名」と分かったため、なんとなく漠然とだけど理解できた気がする。

これを最初に観た後、ケビンが「自らを語る」で言っていた事。
最近の映画は台詞が多くて、台詞に頼り過ぎる。実生活ではそんな事はないはずだ。もっと表情や動作で心を表しているはず。そういうところを大事にしてやっていきたい。

なるほど。だからあの鳥肌ものの名演技なわけね。

どうも私の好きな俳優は、顔がカッコイイとかのタイプじゃない。
ティム・ロビンスにしても決してカッコイイとは言えないし。。
ナゼか気になるニコラス・ケイジだっていっちゃんから言わせたら「幸薄い顔」らしいし。(アンタに言われたくないって)
でも、そういう人の方が味があっていいと思うな、私は。(結婚相手を見ても納得だね)
とにかくケビン・スペイシーは最高!!

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by suga_m | 2005-05-06 09:31 | 映画

テルマ&ルイーズ

91年リドリー・スコット監督作品。スーザン・サランドン、ジーナ・デイビス。若かりしブラピも。。

これを初めて観たのはまだ東京にいた頃だったから、ひょとすると10年くらい前かもしれない。それ以降ことあるごとに、いっちゃんに「観てみたら」と勧めていた。一度は途中まで観たものの、挫折。このたび私が彼のお勧め映画をやっと観た事、慧ねーさんブログで紹介されていたことから、やっと全編を観るに至った。(慧ねーさんに感謝)

私は個人的にこの映画が好きだ。
切ないけど、やっぱり爽快。してやったりという気持ちにさせてくれる。なんてことない専業主婦と独身女が殺人容疑で決死の逃避行。
男によって傷つけられる生活にうんざりした2人が、本当の自分を解放させて行くのにしたがい、彼女らの表情も生き生きとしてくる。
最初は突発的な事故のようなものだったが、その後彼女らは自分の意志で道を選んで行く。
そして最後の幕切れをも、自分達で選んだ。

あんただって捕まりたくないでしょ。
降参するなんて、ごめんだわ。
それなら行くしかない。

そう、自分もそんな風に願っていた。
最後に至る2人の表情が最高。
彼女らは、このバカンスで後戻りできない自分に気付いた。だから道はあれしかなかった。


ちょっと残念なのは、刑事のハル(ハーベイ・カイテル)。少し中途半端さが出てしまった。どうしてそこまであの2人にこだわるのかと言う所が、もっと出ていたら。。。
ただ、彼女達に唯一の理解者がいた、というところで救いがあったのかもしれない。

最後のキス。握りしめた手。2人の笑顔。思わず走り出すハルの後ろ姿。。
何年たっても鮮明に記憶に残るラストシーン。
男だったら、あんな潔い決断が出来るのだろうか。この映画、男性には分かりづらいのかもしれないと思った。私は好きだけどね。

ちなみに、いっちゃんがこの映画を録画したビデオをちゃんと取ってあったため観る事ができたのだが、深夜枠で放送された映画の前後を見ると、なんと「98年」の番組「ボキャブラ天国」が。。。まさか当時録って7年も放置していたとは。。そしてそれがちゃんと取ってあるとは。。恐るべし、イチロー。
これで「リービング・ラスベガス」「デッドマン・ウォーキング」と並び、私の勧める映画は制覇した彼であった。。
どれもラストがアンハッピーで刹那的。でも私はいいと思うけどね。

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by suga_m | 2005-05-03 16:30 | 映画