仕事に厳しい完璧主義な料理長ケイト(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)は、休日にはセラピーを受けるという独身女性にしては寂しい日々を送っていた。
ある日姉が交通事故死し、彼女の一人娘のゾーイを引き取ることになり。。 レストランには自分とはタイプの全く違うニック(アーロン・エッカート)が副料理長としてやってきた・・・。 仕事仕事で生きてきた女の築き上げた城が、崩壊の危機。。! という切羽詰まった感じが、キャサリンによって良く演じられている。 常に完璧を求め、人(部下)にもそれを求め。。 彼女が厨房に入れば、空気が張りつめる。 息が詰まる感じ。 対照的なニックは、厨房で音楽を大音量で流し冗談を交えながら楽しく仕事をするタイプ。こりゃ、心中穏やかではいられない。ことあるごとにニックに反発するケイト。 そして姪っ子ゾーイとの関係。 子供相手にあんな料理を毎食出してたら、そりゃ引くよねえ。 あたしなら大喜びだけど。(笑) 全てが分かりやすいキャラで、展開も読めるんだけどね。 特にニックはマイペースでひょうひょうとしたタイプで、ケイトが惹かれていくのも無理はない。 てなことで、アーロンが良かったね。 まあ、堅物女がとある男と少女によって普通の女性の感覚を取り戻していく、という話だと思えば良いか。 仕事に打ち込み過ぎて、ふと疲れてるな。。と 思った時にお勧めしたい映画。 #
by suga_m
| 2008-06-23 20:05
| 映画
事前情報は「ミュージカルでジョン・トラボルタが女装」ということのみ。
ミュージカルはこれといって見たこともないので、どうかなーと思わなくもなかったが。しょっぱなからハイテンションの歌と踊りに「おおお」と引き気味になりつつも、いつの間にやらその世界に引き込まれ。 森公美似の主人公トレイシーは、ぽっちゃりと言えば聞こえが良いがはっきり言って太り過ぎ。 しかし、歌とダンスにかける情熱は誰にも負けない! という通り、この彼女ニッキー・ブロンスキーはオーディションで選ばれたという。いやはや歌も良いが、そのダンス!そしてそのキュートさ! ダンスは「スゲー、キレだな・・・」と娘と口あんぐり。 ダンスって体型じゃないよね。。センスなんだわ。 太ってたってダンスはできる。人気者にだってなれる。 自分を信じることができる人は、周りを動かす力がある。 自信に溢れ光り輝き、人々を幸せにする。 トレイシーのパワーは引き蘢りがちだったママ(トラボルタ)の心に変化をもたらし、さらには白人と黒人間の人種差別問題を解決へと導いていく。。 脇役もミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケン、クイーン・ラティファ など、味わい深い顔ぶれ。 ただ、トラボルタが何故女装なのか。。。というところは非常に疑問だ。 パパ(ウォーケン)とのラブシーンは、正直きついぞ!(爆) #
by suga_m
| 2008-06-16 22:06
| 映画
マヤ文明。。。
子供の時分は古代文明にいくらか興味があった記憶があるが、大人になってからはとんと縁がなく。 しかしメル・ギブソンが監督というのならば、観ないわけにいかない。 (と言って、「パッション」は訳あって観てないんだけど。。) 宣伝で、監督がメガホン片手に大勢のキャストの中を駆け巡って演技指導していたのが印象的で。 結局そのシーンはどこなのか、いまひとつよく分からなかったが。 これ、評価が分かれるみたい。 自分としては結構入り込んで観た。 テーマにはあまり興味がなかったので、途中寝るかもと思ったが、逆だった。 確かに痛い。辛い、しんどい。 そんなシーンが多いかもしれない。 いろいろな場面があり、生け贄シーンは「うーん、こういうものだったのか・・?」とも思ったが、演出はさておき実際神への祈りのための生け贄だったのだろうし、彼等にとっては神聖な儀式だったわけだろうから。。 とはいえ現代人が見たら「エグいグロい、ひどい、非人道的」etc・・という印象しか持たないのも致し方ない。まあただ、首と体を別々にピラミッドから転げ落とすとか。。 そういうことはしていたのか?とか膨大な生け贄の池(死体の山)を見て「ここまで??」と思ったりはしたが。 主人公の眼光の鋭さが印象的だったが、彼は特に何をしたという訳でもない。 ただ運が良かっただけ。(’∀’; ま、いいけど。しかも矢で射られて重傷のはずなのに、結構元気に逃げてたよね。。(笑) 文明は内部から崩壊する とか言ってた気がするけど、一応それがテーマか。 ならラストいらなくないか? なんか長い間鎖国しててペリーがきてびっくらこいた日本・・てのを思い出したね。 今いる世界は大きく、まさに自分にとっての世界なのだろうが、実は現実の世界は自分の想像以上に大きく、知らないことだらけなんだ。しかし彼等はそんなことはつゆ知らず、(ある意味)小さな争いをあちこちで起こしている。 主人公ジャガーが、どう見てもロナウジーニョにしか見えなかった。彼もあと数ミリなんだと思う。(´▽` #
by suga_m
| 2008-06-11 16:27
| 映画
久々に劇場にて映画鑑賞してきた。
興味のあるのはトム・ハンクスのと、これ。 この映画、ラストがどうなるのか最初から分かっているわけで、今はあんましこういう手のものを観る気分ではなかったのにジャックに負けた。(笑) 死ぬ前に自分がやりたいことをリストアップする、「BUCKET LIST(棺桶リスト)」。 自動車修理工のカーター(モーガン・フリーマン)と病院のオーナーである大金持ちのエドワード(ジャック・ニコルソン)。 性格も、それまでおかれてきた環境も全く正反対の二人の出会い。 ただ余命半年と知って、悲しみにくれ絶望のどん底で死を迎えるのか、 それとも自分のやりたいことを沢山やって、大笑いして死を迎えるのか。。 自分が直面せねば絶対に分からないことだけど、演じたモーガンやジャックはそれ相応の年齢になり、死というものを少しずつ意識したりさほど遠いものではないと感じるようにもなってきたのかもしれない。 ジャック1937/4/22、モーガン1937/6/1の御年71コンビ。(同い年とは。。。!) そんな彼等だから、変に力まず自然に演じることができたと思うのだがどうだろう。 二人のキャラクターも、役と合っていたように思えるし。 死ぬまでにやりたいことをやる。 それがスカイダイビングやタトゥーを入れること? 分かりやすすぎるというか、陳腐な気がしないでもない。 しかも片や何不自由しない大金持ち。何でもできるに決まってる。 その設定は臭い。 臭いが。。 ジャックだから許す。(そーなるんかい!) 変に感傷的になりすぎないところは、良かったと思う。 この手の映画なら、泣かせようと思えばいくらでも泣かすことはできるわけで。あえてそうしない所をあたしは評価したいなと。 お金には不自由しないが、孤独な男エドワードの涙。これは最高に良かったね。 子供みたいに震えて泣くエドワード。71でこの演技ができるとは、やっぱジャックはいい! そして真面目なんだけど、なんかおもろい秘書のトマス。 キャスティングの妙か。オリジナルソングも良かった。 そしてラストの「違法行為である」もね。 しかし。。人はなぜエンドロールが始まるとさっさと席を立つのか。 あたしには理解できん。それは作った人に対して失礼なことでは? それに、余韻に浸りたいと思わないのか。 切り替えが早すぎるぞ!(心の叫び) #
by suga_m
| 2008-05-31 13:35
| 映画
シレアレオネって、どこですか?実在するの?
そんな国の存在すら、この映画を観るまでは知らなかった。 アフリカの小さな小さな国。 そこで不法採掘されるダイヤモンド。 そのダイヤをめぐり、人々は翻弄され思いが交錯する。。。 アフリカの内戦の様子は生々しい。拷問虐殺を繰り返し、とても正視できない映像が多々流れる。手を切り落とすなんて、信じられん。 家族と引き離され、RUFに兵士として育てられる、少年たち。 銃を、武器を持ちさえすれば勇者になれる。強くなれる。 そうして洗脳された子供たちは、少年兵となっていく。 RUFによって息子ディアを奪われたソロモン。 息子を取り戻すために必死なその姿は痛々しい。 銃をアーチャーに向けるディアと、必死にディアに訴えかけるソロモン。 おそらく、その意味すらよく分からず銃を撃っていた少年兵。 そしてディアもまたそんな一人だったはず。親子が流す大粒の涙に、思わずもらい泣き。。 ソロモン役はジャイモン・フンスー。 彼、すごくいいなと思った。 息子もいいんだけど。 そしてアーチャー役のディカプリオ。 どうしてもタイタニックのイメージが強すぎ、敬遠していたけど。。ディパーテッドもこの映画も、こういう役の方が合ってるんじゃないか。 彼の演技もとても良かったけど、ジャイモンに食われた感も否めないか。 そして地味な中にも凛とした強さと美しさがある、ジェニファー・コネリー。 恋愛感情をどっさり持ち込むことなく、さりげなく静かな感情の表現が、ナイス。 ここで下手にラブシーンとかがっつり入れてきたら、きっとイカッてたと思うわ。(ないと思うけど) 終盤三人で山の頂上目指して登っていくシーン。 撃たれたアーチャーが最後どうなるのか読めちゃうんだよなあ。 アーチャーの苦しみ様が、この手の映画にない気がして。 なんか人間臭さを感じた。意識して演ったかな。 アカデミー、ノミネートにはなるほどな、と納得した。 これからはディカプリオを偏見の目(笑)で見ないようにしなくちゃね。 そうそう。 解説最初の方だけ見たけど、現地の人たちほとんど素人だって話にびっくり。勘がいいのか?逃げまどう様子なんか、とても素人集団とは思えないほどリアルだった。 #
by suga_m
| 2008-05-24 16:35
| 映画
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